2024年(令和6年)1月2日18時頃、羽田空港で火災が発生。
火元は飛行機だということです。
一体何があったのか、現在分かっている範囲でまとめました。
【羽田空港(日本航空)炎上】原因/便名/他便への影響/乗客乗務員
羽田空港で火災…何があった?
●午後5時47分…
羽田空港に着陸しようとした飛行機から出火。
機体は、炎にくるまれながら滑走路を走りました。
●~午後5時55分~…
懸命に消火活動が続けられています。
機内から逃げていく人の姿が確認されているということです。
機内からも火の手が上がっているものの、
現在ではその勢いはだいぶ小さくなっています。
便名は?
札幌/新千歳-東京/羽田
日本航空(JAL)516便
A350-900(JA13XJ)
羽田空港C滑走路で火事
— A.Blue (@NH_star773) January 2, 2024
札幌/新千歳-東京/羽田
日本航空(JAL)516便
恐らくA350-900(JA13XJ) pic.twitter.com/lP9f2K6O1x
原因は?
海上保安庁の航空機と衝突
現在、海上保安庁の航空機と衝突したことが原因であったことが分かっています。
海上保安庁の航空機は、震災地へ物質を届けに向かうところだったといいます。
震災がなければ起こっていなかった事故であったとも考えられる為、二次災害とも考えられます。
なぜ衝突した?
衝突の詳しい原因については、現在調査中です。
しかし管制官と海保機との認識に食い違いが生じたことが要因であることが分かっています。
・管制官…”海保機に滑走路の進入許可しない”、
・海保機長…“管制官から離陸許可があった”
日空機のパイロットは、
「衝突直前に一瞬何かが見えた。違和感があった」
https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/12827a536c3aa5d512b8463c0bc5f9ffa93f439d&preview=auto
と説明しているということで、着陸をやり直しを試みる余裕はなかったものとみられています。
それもそのはず、海保機が滑走路に侵入したのは、事故の40秒前だったということです。
公表された交信記録
国土交通省は3日、管制官の交信記録を公表しました。
結果、滑走路への侵入は許可されていなかったとのことです。
なぜ認識違いが起こったのは定かではありません。
SNSには、
他の便への離陸承認を自己機への承認と聞き違えるのが多いようです
https://www.jiji.com/sp/comment?k=2024010300384&g=soc
といった情報も寄せられています。
しかし管制官の更新記録では、管制官が出した指示を、保安機が正しく復唱しています。
ですが専門家の話では、この”1番目”というのが、管制官は”離陸できる1番目”、という意味で使ったのが、保安機は、”滑走路で離陸を待つ1番目”と勘違いした可能性があるといいます。
他にも、めざまし8が報じた内容によると、この交信の後に空白の2分間があるということで、その間に何かがあったことも考えられる、と報じていました。
いずれにせよ、双方の間で意志疎通が図れなかったことは要因のようです。
このようなヒューマンエラーで事故が起こってしまう体制を改善しなければならなく、再発防止に努める必要があります。
しかし正確な原因はまだ不明です。
乗客・乗務員は?
乗客乗務員379人は全員無事であることが確認されています。
しかし、海上保安庁の航空機の乗務員は、機長を除いた5名の死亡が確認されました。
機長は全身やけどの重傷だということですが、意識はあるとのことです。
SNSでは、ひとり助かった機長のメンタルを心配する声が多くあがっています。
いちばん辛いの機長さんだから、
何があっても叩かないでほしい。
言った言わないの水掛け論や、
犯人探しはしなくていい。
人を助けようとして起こった事故。
また、航空機の貨物室にはペット2匹が預かられていたようですが、こちらは犠牲になってしまったということです。
着陸から18分で乗員379人が全員避難
機体が着陸してから乗員379人が避難するまでかかった時間は、わずか18分だったということです。
これは、乗務員が、乗客に荷物を席に置いて避難するようにと促したこと、乗客も全員がそれにしっかりと従ったなどが功を期したとみられています。
この奇跡の救出劇は、アメリカやイギリスなどの海外メディアでも大きく取り上げられました。
他便への影響は?
当日
✈︎ DIV Info ✈︎
— とれいんふぉ + (@Trainfo_Update) January 2, 2024
■原因
羽田空港での火災の影響
以下の航空機が目的地変更となっています。
JAL166
秋田→羽田・秋田→成田に変更
JAL376
北九州→羽田・北九州→成田に変更
JAL914
那覇→羽田・那覇→中部国際空港(セントレア)に変更
JAL128
伊丹→羽田・伊丹→成田に変更
JAL〈日本航空〉
- JAL166 秋田→羽田・秋田→成田に変更
- JAL376 北九州→羽田・北九州→成田に変更
- JAL914 那覇→羽田・那覇→中部国際空港(セントレア)に変更
- JAL128 伊丹→羽田・伊丹→成田に変更
- JAL556 旭川→羽田・旭川→中部国際空港(セントレア)に変更
- JAL262 広島→羽田・広島→中部国際空港(セントレア)
- JAL614 長崎→羽田・長崎→関西国際空港
- JAL322 福岡→羽田・福岡→中部国際空港(セントレア)
ANA〈全日空〉
- ANA70 新千歳→羽田 新千歳→成田に変更
- AL672 大分→羽田・大分→成田
- ANA756 小松→羽田・小松→成田
- ANA92 石垣→羽田・石垣→中部国際空港(セントレア)
- ANA88 宮古島→羽田・宮古島→中部国際空港(セントレア)
SNJ〈ソラシドエア〉
- SNJ96 大分→羽田・大分→中部国際空港(セントレア)
AA175〈アメリカン空港〉
- AA175 ダラス・フォートワース→羽田・ダラス・フォートワース→成田
翌日3日以降~
翌日3日も、欠航便の返金や振替対応が続いています。▼
航空各社、3日の羽田発着便は無料でキャンセル・変更可能な特別対応。JALは3月末まで全路線で特別対応
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/8b0c533577835cb11c01c75820b5cbecc7eb5b84
JALは、3月末までの全ての国内線、国際線で航空券の特別対応を実施するということですが、手続きは1月末までにする必要があるとのことです。
しかし便を振り替えようにも、満席で、中々難しいというのが現状のようです。
SNSには、「振替取れたのが最短で10日」「帰れないので、有給を取って仕事をしばらく休む」「旅行行くのを諦めた」「旅行来たけど友達だけ来られてなくて、ひとりでいる」といったコメントが寄せられています。
乗客367人の手荷物全損に伴う補償金支払い、帰宅分の交通費支払いについては、3日から始められているということです。
彼らの他にも、今回の事故の影響で、宿泊代や交通費が余分に掛かってしまった人は多いかと思います。
しかしこれらの請求は、原則できないのがルールだということです。
今回の事故に伴う欠航や遅延については、天候理由と同等の取り扱いとなっており、航空券の特別対応を実施する一方、宿泊代や交通費などの請求などは原則できないルールになっている(他の目的地に変更するダイバート便はルールは異なる)。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/8b0c533577835cb11c01c75820b5cbecc7eb5b84
⚠️各航空会社による対応の最新情報は、それぞれの公式ホームページにてご確認下さい。
4日以降~
4日も引き続き、日本航空では、63便の欠航が予定されています。
滑走路の補修が必要なものの、間に合っていない為です。
空港で寝泊まりすることを余儀なくされる帰宅困難者が出ています。
5日以降~
JAL8便欠航
6日以降~
JAL6便欠航
【羽田空港火災炎上】まとめ
原因は
「日本航空の機体が着陸時に海上保安庁の航空機と衝突した」
ことが原因だとみられています。
「管制官と保安機長の間で、
滑走路に侵入して良いか否か、
認識にずれがあった」
ことで、衝突したようです。
なぜ認識にずれが生じたのか、
正確なところはまだ分かっていません。
便名は
JAL516便(札幌・新千歳-東京・羽田)(日本航空)
であるとみられています。
他便への影響は
この事故火災によって、
羽田空港に到着予定だった他便の着陸先が変更になるなどの、影響が出ています。
翌日も事故の影響で欠航便が出ており、返金、振替等の対応が続いています。
乗客乗務員は
日本航空の乗客乗務員379人は奇跡的に全員無事に避難したということです。
しかし海上保安庁の航空機の機長を除いた乗務員5名は亡くなり、機長も大怪我を負ういう、痛ましい事故となりました。
国民は、
昨日元旦に起きた石川県の地震に続き、
今度は飛行機の火災と、
「偉い年明けだ」
と驚きを隠せないでいます。
「悪い運を使い切って、
残りは良いことだけの1年でありますように」といった呟きもみられました。
箱根駅伝の開催も心配されましたが、1月2日、予定通り決行されています。▼