この記事では、
火曜ドラマ『Destiny』(デスティニー)について、以下の考察をしていきます。
事件の真相は?
・冤罪?
・辻英介はなぜ自殺した?
・黒幕となる犯人は誰?
・伏線は?他
ドラマDestiny(デスティニー)考察|奏の父親の死の真相は?冤罪を隠蔽か?
2話で、
真樹が父親に詰め寄っていましたね。
「汚職問題で、逮捕寸前で自殺した。
あんたがころしたんだろ」
という具合に。
ポイント
- 奏の父親・辻英介は、元「東京地検」特捜部の検事。
- 家族思いで、正義感の強い検事だった。
- しかし奏が15歳の頃、思いもよらずある事件に巻き込まれ、命を落とすことになった。
- 真樹の父親・野木浩一郎は、「野木法律事務所」の弁護士。
エリートで野心家。 - 奏の大学時代の同級生・森知美は、
「冤罪」についてレポートをまとめているところで、
奏の父親の死の真相に迫った。 - 及川カオリいわく、辻英介はころされた。
奏と真樹は付き合わない方が良い。
- オープニングでは、当時の事件の新聞記事が映し出され、
「主任検事逮捕」
「汚職事件」
「検察のでっち上げ」
「検察権威失墜」
の文字。
奏パパと真樹パパは、
過去の汚職事件というやつで一緒になったのでしょう。
そして黒幕は、野木浩一郎だとすると…
これらの情報から考えられる事件の真相は、
- 辻英介は、冤罪をでっち上げてしまった罪の意識で自殺した?
- 辻英介は、冤罪をでっち上げられてしまったことを苦にして自殺した?
このどちらかになることが考えられます。
しかし2話で、①の可能性は否定されましたね。
①の場合、
●例えば、野木浩一郎が当時検事(ヤメ検事)で、偶然彼がでっち上げた冤罪を引き継いだ?
●あるいは、辻英介は主任で、野木浩一郎がでっち上げた冤罪に責任を感じ、自ら罪をかぶった?
という可能性がありました。
そして残されたのは②ですが、②の場合、
●野木浩一郎が冤罪をでっち上げた?
●あるいは、野木浩一郎が弁護に失敗した?
ということが考えられます。
流れからいくと、冤罪をでっち上げたほうでしょうか。
しかし、
自害した後に冤罪であることが分かったのであれば、
奏はその事実を知っているというということですよね。
それとも、
何らかの事情があって、
知らないのでしょうか。
奏が父親について、どこまで知っているか、知りたいですよね。
カオリや知美や真樹が知っている事件の真相が、
まるでピー音でかきけされるのも、
モヤモヤしますよね。
誰の目線にも立てないというか。
考察していて、
すでに分かっていることを考察しているような気になるというか、
モヤモヤします。
ドラマDestiny(デスティニー)考察[1話]|なぜ自殺?伏線は?黒幕である犯人は誰?他
『Destiny』1話(デスティニー)の謎・伏線
- カオリが言った「自殺ではなく殺された」の意味は?
- 誰が黒幕・犯人なのか?
- 奏と真樹の恋は、なぜ許されなかった?
- 真樹はカオリをころしたのか?
- 真樹はなぜ失踪した?
- 真樹の母親は、なぜ家を出ていってしまったのか?
- 真樹はなぜ大怪我をしたのか?
父親は自殺ではなく他殺?
奏の父親・辻英介の死の真相は、自殺ではなく他殺だったのか?
というと、
それはやはり、自殺であったものと思われます。
ただし、
イジメのように、
間接的な他殺であったといえるのではないでしょうか。
自殺に見せかけた他殺、では、
コナンのようになってしまいます。
仮にそのようなトリックが仕掛けられていたとしても、
大学にあった資料を調べるだけでは、
事件の真相には到底近づくことができなかったでしょう。
ですがカオリは、「ころされた」と言っています。
つまり奏の父親は、
黒幕である何者か〈犯人〉の行動によって、
精神的に追い詰められた結果、
自ら命を絶ってしまった、
と考えて良いのではないでしょうか。
犯人・黒幕は誰?真樹の父親?
犯人・黒幕は真樹の父親・野木浩一郎?
奏の父親の死の真相に近づいたカオリは
(真樹と奏は別れるべき)と考えます。
つまりは、
奏の父親の死に、
真樹が何かしら関わっていたことになります。
しかし真樹は、
カオリに「奏の父親はころされたんだよ」と言われても、
「えっ?」と近いできない様子でした。
しかしその後…どうやらカオリが話終えると、
「やめろよ!」などと激昂しています。
つまり、真樹はそれまで、
奏の父親の死の真相については、何も知らなかったことになります。
けれど、カオリの話の仲には、思い当たるところや、説得力があったということではないでしょうか。
ということで、
奏の父親を死に追いやった確信犯がいるとすれば、
真樹と近しい人物ということになります。
そしてそれは、公式サイトの登場人物を見る限りでは、真樹の父親である、野木浩一郎がもっとも怪しい、ということになります。
奏と真樹の恋は、なぜ許されなかった?
・加害者家族と被害者家族だから
(・兄弟だから?)
加害者家族と被害者家族だから
カオリは、「奏と真樹は付き合うべきではない」と言っています。
1話のタイトルも、
「許されない初恋」となっており、
ふたりの恋が許されないことを認めています。
前述しましたが、
奏と真樹が、
被害者の家族、加害者の家族という関係であれば、
「許されない」というのは、まあ、理解ができる気がします。
なぜならば、真実を知ったときに、奏が真樹を憎むかもしれないからです。
子どもには関係ないといえば関係ないので、
考え方が古いようにも思えますが。
当事者になったときには、
そう平静ではいられないかもしれません。
憎しむことはないにしろ、、
お互いが一緒にいると、
お互いの辛い記憶が呼び起こられることにはなるでしょう。
兄弟だから?
1話終了時点でなぜか浮上していたのが、
「奏と真樹兄弟説」です。
ふたりは、異母兄弟であるというものですね。
そうであれば確かに禁断の恋であるといえます。
ですがこれはないと思います。
なぜならば、
- 知美がそれで「ふたりの問題」と片付けるのは、
少し冷たい気がする - カオリにはチャンスが生まれたということになるので、
あそこまで取り乱した意味が分からない - 真樹があそこまでキレる意味が分からない
為です。
因みに、どういうわけか、奏の母親は亡くなっていると感じている視聴者が多いようです。
奏の母親は、
オープニングにも頑なに映りませんし、
1話の最後で、「ひとりぼっちになってしまった」と奏が感じていたからでしょうか。
▼奏の母親は、奏が傘持っていったか心配して連絡を入れるなど、やさしいことが分かります。
真樹はカオリをころしたのか?
ころしてはいないが、責任を感じている?
(樹は「ごめん、おれがカオリをころした」と言っている)
真樹は、完全に失踪する前に、奏に向かって、
「ごめん、おれがカオリをころした」
と告白しています。
※tver解説放送版でも、
「真樹の口は、『ころした』と動いたよう見える」とナレーションが入っています。
単純に考えると、真樹はその言葉通り、カオリをころしたということになります。
例えば、
真樹は暴走する車をなんとかしようとして、ハンドルを切るなどしたところ、
結果的に、カオリだけ亡くなってしまった。
しかしこれだと、正当防衛であるといえますよね。
あの状況で、カオリをころすことはできなかったでしょう。
真樹は、
カオリを追い詰めてしまったことに責任を感じて、
「ころした」と表現したのかもしれないですね。
いずれにせよ、視聴者にとっては、意外性のない告白だと思います。
真樹はなぜ失踪した?
奏と別れた方が良いと思ったから?
真樹が失踪した理由については、
そのままですが、
奏とは距離を置きたかったものと思われます。
が、それはなぜでしょうか。
やはり、
奏の父親の真相を知った真樹は、カオリと同じように、別れた方が良いと考えたのでしょうか。
それは、奏に対する罪悪感からなのか、カオリに対する罪悪感からなのか…
はたまたその両方か…
分かりませんが、
別れる理由を告げず、一方的に消えたところを見ると、
何かしらのやましさはあるのしょう。
真樹の母親は、なぜ家を出ていった?
深い意味はない?
真樹の母親は、公式サイトのキャストを紹介するページに載っていません。
それなので、真樹の母親が失踪したことには、そこまで重要な意味はないのかもしれません。
真樹の母親が出て行った理由として、
現段階で考えられるのは、
- 旦那(真樹の父親)が悪事に手を染めたので、嫌気がさして出ていった?
- 幼いころに片親を失うという、奏との共通点を作る為の設定?
ということです。
真樹はなぜ大怪我をしたのか?
現住建造物等放火
1話の冒頭で、
奏は、「あなたは建造物等放火という罪で逮捕されました」と、練習をしています。
モゴモゴしているので、
耳では聞き取ることが難しいかもしれません。
奏はその後、被疑者である真樹の元へと向かいました。
真樹は現在無職のようですね。
なぜ放火?
何かをかばおうとしている?
奏が、
被疑者である真樹を目の前にして、心の中の声で、
「あなたは、この愛を裁けますか?」
と言っているのが気になります。
真樹は、誰かを守る為に、放火をしたのでしょうか。
例えば、奏や、真樹の父親にとって、都合の悪い書類の隠蔽です。
第2話に続きます…
が、第2話で特に新たな謎は浮上しませんでした。
第3話に続きます…