映画「デューン砂の惑星」は、
「風の谷のナウシカ」・「スターウォーズ」・「アバター」のパクりなのではないのか?
という疑問の声が上がっています。
「デューン砂の惑星」は、パクりなのでしょうか?
元ネタは、あるのでしょうか?
リサーチしまとめてみました。
「デューン砂の惑星」はパクりなのか?
結論からいうと、「デューン砂の惑星」は、パクりではありません。
むしろ、
「デューン砂の惑星」の方が、
「風の谷のナウシカ」や、「スターウォーズ」といった名作たちの元ネタとなっています。
「デューン砂の惑星」の原作は?
映画「デューンの砂の惑星」には、原作があります。
アメリカの作家・フランク・ハーバートが、1965年に公開したSF小説 「砂の惑星(DUNE)」です。
- 映画「スター・ウォーズ」は、オリジナル作品ですが、1977年~公開されています。
- 映画「風の谷のナウシカ」は、原作が漫画です。(原作者は監督と同じ宮崎駿)
1982年~、月刊アニメ雑誌「アニメージュ」にて連載が開始されています。
分かりやすいよう、時系列に並べて、整理してみました。
小説「砂の惑星(DUNE)」公開
映画「スター・ウォーズ」シリーズ公開開始
漫画「風の谷のナウシカ」連載開始
映画「風の谷のナウシカ」公開
小説「デューン 砂の惑星」シリーズ公開開始
「砂の惑星」は、3作品の中で、映画化されるのが最も遅いですね。
その為、「砂の惑星」は、いちばん後から出てきたように思えてしまう、ということでした。
「風の谷のナウシカ」は「デューン砂の惑星」のパクり?
パクりというよりは、オマージュであるといえるでしょう。
創作物というものは、
創作者が、これまでの人生で触れてきた他の人の創作物を、知らず知らずの内に元ネタにして作られているものであるということですね。
ある意味早い者勝ちですから、
これでパクりといってしまっては、何も作れなくなってしまうのでしょう。
パクられたと思えば、それはくやしいことであると思いますが。
「風の谷のナウシカ」と、「デューン砂の惑星」には、共通して、
民が、砂漠で、巨大なミミズの幼虫のような生物な怯えながら暮らしているという設定があります。
そしてその民は、その生物に対して、恐怖心だけではなく、畏敬の念も抱いているのです。
「風の谷のナウシカ」の場合、
巨大なミミズの幼虫のような生物が「蟲」であり、
「デューン砂の惑星」の場合、
「サンドワーム」なのです。
(※「風の谷のナウシカ」の砂漠の砂正体はセラミックの片)
「スター・ウォーズ」は「デューン砂の惑星」のパクり?
パクりというよりは、オマージュであるといえるでしょう。
作家であり、「スター・ウォーズ」の製作者であるジョージ・ルーカスは、
同作を製作するにあたって、
「砂の惑星(DUNE)」を元ネタの内のひとつにしたそうです。
「デューン砂の惑星」原作者フランク・ハーバートも、
「スター・ウォーズ」に流用された設定があることには、気がついていたそうです。
デューン砂の惑星↔️スター・ウォーズ |
・ポール・アトレイデス↔️ルーク・スカイウォーカー ・クイサッツ・ハデラッハ↔️ジェダイ ・ヴォイス↔️フォース ・ハルコンネン↔️ジャバ・ザ・ハット ・サンドワーム↔️エクソゴース |
「デューン砂の惑星」の元ネタは?
イスラム教やアラブ文化からのインスピレーションによって書かれたというのが通説。
つまり、オリジナルネタであるということですね。
砂漠の惑星アラキスに起こる革命の戦いや貴重な水を巡る話題、宗教的な精神世界観などからイスラム教やアラブ文化からのインスピレーションによって書かれた作品であることはほぼ定説となっている。
Wikipedia
「デューン砂の惑星」はパクりなのか?元ネタは?【まとめ】
「デューン砂の惑星」は、パクりではありません。
オリジナルストーリーです。
元ネタは、イスラム教やアラブ文化だというのが通説だということです。
「デューン砂の惑星」は、
「風の谷のナウシカ」や「スター・ウォーズ」のパクりだと誤解されることもあります。