魔女の宅急便|ジジ【最後のセリフ】喋らないけど何て言ったの?

大人気ジブリ映画『魔女の宅急便』。

ラストシーンでは、
ボーイフレンドのトンボを助けたキキの肩に、
言葉を喋らなくなった黒猫のジジがよじのぼってきて、「ニャーン」と鳴き声を上げるシーンがあります。

しかしこの「ニャーン」、いったい何と言っているのでしょうか。

気になるので調べてみました。

この記事を読んで分かること

『魔女の宅急便』ジジは喋らないけど、最後のセリフは何て言ったの?

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目次

魔女の宅急便|ジジ【最後のセリフ】喋らないけど何て言ったの?

Kiki, can you hear me?(キキ、ぼくの声きこえる?

『魔女の宅急便』には、北米版が存在します。

この北米版では、ジジは最後、「Kiki, can you hear me?(キキ、ぼくの声きこえる?)」と話しているということです。

キキが飛んでいたのを見たジジは、
今ならもしかして自分の声が聞こえるかもしれない、と思ったのでしょうか。

キキはその後で、ジジに頬ずりをします。

このとき、キキとジジはたくさんのインタビュアーに囲まれていました。

その為、「聞こえているよ」と口に出すわけにはいかず、頬ずりで答えたのかもしれません。

ということで、視聴者が聞いた「ニャーン」は、
キキ視点ではなく、インタビュアー視点の「ニャーン」だった、ということになるのでしょう。

でもなぜ北米版『魔女の宅急便』ではジジか最後に喋るのに、日本版では喋らないのでしょうか。

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なぜ日本版『魔女の宅急便』ではジジは最後まで喋らない?

1️⃣日本と北米では文化が異なるから?

2️⃣日本版と北米版では結末が違うから?

1.日本と北米では文化が異なる

日本では、
「言わぬが花」「言わぬは言うに勝る」などのことわざがあるように、
黙っていることが美徳であるという文化があります。

それなので、黙っていても「謙虚」「奥ゆかしい」等と思われ、気持ちを察してもらえるといったことも多いかと思います。

一方、アメリカでは、シンプルで分かりやすいコミュニケーションが好まれる傾向にあります。

黙っていても、子供のような人だと思われてしまいます。

このような文化の違いから、
北米版では、見る人の好みに合わせ
ラストシーンに含みを持たせることもなく単純明快に仕上げた、
ということが考えられます。

2.『魔女の宅急便』日本版と北米版では結末が違う?

『魔女の宅急便』日本版ジジは最後まで喋らないということにしたい?

『魔女の宅急便』北米版ジジは最後にまた喋るようになる

まず北米版ですが、こちらでは、
ジジが実際に最後のセリフを口にしています。

喋れるようになったことは一目瞭然です。

続いて日本版

こちらでは、
ジジの最後のセリフというか鳴き声が「ニャーン」なので、
その後は視聴者の想像に委ねられる形となっています。

しかし北米版では話しているわけですので、
「ジジは最後には喋れるようになった」と解釈することが普通でしょう。

ですが宮崎駿監督としては、
キキとジジは話せなくなった(話さなくなった)
という終わり方を理想としているようなのです。

というのも、宮崎駿監督は、
2013年公開のドキュメンタリー映画『夢と狂気の王国』の中で、次のように話していたというのです。▼

「(キキの)魔法は更に深くなったんですよ。何か得るものがあるなら失くすものがあるんだよ。いつまでも猫と話してんじゃねぇ、って」

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%AD%94%E5%A5%B3%E3%81%AE%E5%AE%85%E6%80%A5%E4%BE%BF_(1989%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB)#cite_note-27

宮崎駿監督は基本的に、
「人は外に出て他者と関わった方が良い」といった考えを持っているように感じられます。

というのも、
ソースを失念してしまいましたが、
宮崎駿監督はその他のインタビューでも、同じようなことを主張していた記憶があります。

「一得一失」という四字熟語がありますが、
得るものがあれば失うものがある、
というのは至極もっともです。

しかし、いつまでもネコと話しているな、というのは、
ネコ好きには聞き捨てならないセリフかもしれないですね。

ということで、
宮崎駿監督にとって、キキがジジと話さなくなった、というのは、
キキが成長した証であり、ポジティブな変化なのでしょう。

しかし世間一般の多くの人にとって、
キキがジジと話せなくなったのは、残念に思う出来事だったのではないでしょうか。

願わくば、
最後にはまた話せるようになってほしい、と思ったのではないでしょうか。

人と猫が会話できるなんて、夢がありますよね。

『魔女の宅急便』日本版と北米版では結末が違う理由

北米ではハッピーエンドが好まれる傾向にある

原作ではキキとジジはまた話せるようになっているらしい

アメリカ人には、分かりやすさやハッピーエンドを好まれる。

ということで、『魔女の宅急便』北米版には、
最後の謎かけも、
小さなバッドエンド(?)も、
いらない、と判断したということかもしれません。

もしこれで仮に原作でもジジが喋らないままで終わっているのであれば、
そうすることも難しかったのかもしれません。

が、原作では話しているということなので、
問題はないでしょう。

といっても、原作と実写版でストーリーが変わることは、
良くも悪くも、よくある話です。

最近では、漫画『セクシー田中さん』が実写化で原作の改悪が問題となりました。

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しかし『魔女の宅急便』の場合、事前に原作と映画とで内容が変わることは、了承を得ていたということです。(タイトルやキャラクターは変えないようにお願いしたとのこと)

とはいっても、原作者、原作者ファンとしては、原作通り、キキとジジがまた喋れるようになってくれた方が当然うれしいかもしれないですね。

ということで、日本版でも、

ジジは最後キキに「Kiki, can you hear me?(キキ、ぼくの声きこえる?)」と言った。

キキもそれを理解した。

という風に解釈しても良いのではないでしょうか。

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まとめ

魔女の宅急便|ジジ【最後のセリフ】喋らないけど何て言ったの?

Kiki, can you hear me?(キキ、ぼくの声きこえる?

『魔女の宅急便』北米版より。

キキはジジの言葉が分からなくなってしまい不安そうでしたが、
ジジもまたもどかしく感じていたようです。

キキとジジがまた話せるようになっていたというのは、
うれしいですね。

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