君たちはどう生きるか【制作費・100億超えの理由】制作期間・動員数・OP興収

10年ぶりの新作発表とあって、話題になっている宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」

▪制作期間

▪️制作費

▪️動員数

▪️OP興収

を考えていきたいと思います。

目次

「君たちはどう生きるか」制作期間と制作費

制作期間7年NHKによる発表あり)

制作費100億円以上(推定)

「君たちはどう生きるか」は制作期間も制作費も前作の2倍以上

やるなら、時間もお金も、今までの映画の少なくとも倍はかけたい

朝日新聞 鈴木敏夫さんの言葉(スタジオジブリ代表取締役プロデューサー)

上記は、スタジオジブリ代表取締役鈴木敏夫プロデューサーが、

2013年に引退を宣言した宮崎駿監督から、

「長編の新作をつくりたい」

という申し出を受けたときの言葉です。

次回作は、制作期間も製作費も今までの映画の倍はかけたい、と思ったということですね。

宮崎駿監督は、「君たちはどう生きるか」の前作である2013年風立ちぬ」の公開を最後に引退を宣言をしていました。

Google検索で「宮崎駿」と検索をかけると、「死因」と検索候補が上がってきます。

少しおかしいですね。

あんなにずっと第一線で活躍していた人の音沙汰が急になくなったら、そういうことなのかと、心配にもなりますよね。

ずっとお元気でいて頂きたいものです。

結果、引退宣言から10年後2023年、宮崎駿監督の長編の新作が公開されることとなりました。

「君たちはどう生きるか」の制作期間が7年であることは、公になっています。

それでは、「君たちはどう生きるか」の制作期間が、鈴木プロデューサーの宣言通り、今までの映画の2倍以上になっているか、確認してみましょう。

宮崎駿監督がこれまでに手掛けたジブリ映画の製作期間と制作費一覧

(制作年)作品名製作期間※約制作費※約
(1984)風の谷のナウシカ1年2億8000万円
(1986)天空の城ノラピュタ1年8億円(宣伝費込)
(1988)となりのトトロ1年12億円(宣伝費込)
(1988)火垂るの墓1年12億円(宣伝費込)
(1989)魔女の宅急便1年21億円
(1992)紅の豚1年9億円(宣伝費込)
(1997)もののけ姫3年23億5千万円
(2001)千と千尋の神隠し1年20億円(宣伝費不明)
(2004)ハウルの動く城2年半30億円(宣伝費不明)
(2013)風立ちぬ2年50億円(宣伝費不明)
(2023)君たちはどう生きるか7年100億円~(推定)

表を見て分かるように、「君たちはどう生きるか」の制作期間は、
今までの映画の2倍以上どころか、3倍以上かかっています。

その言葉通り、制作期間だけでなく、製作費も今までの倍はかけたことでしょう。

作品に懸ける並々ならぬ情熱を感じますね。

気合が入っていたのは、宮崎駿監督だけではなく、鈴木敏夫さんも同じことだったようです。

「君たちはどう生きるか」の製作期間は、これまでの最高新記録保持者である「もののけ姫」の3年を悠々と抜いて7年です。

「君たちはどう生きるか」の制作期間が7年であるということは、宮崎駿監督は、引退宣言してから3年後くらいにはすでに次作に取り掛かっていたことになります。

やはり創ることがお好きのようです。

鈴木敏夫プロシューサーよりGOサインをもらったときには、すごい喜びようだったようですよ。

なぜ制作期間に7年・製作費に100億円以上もかかったのか

スタジオジブリ

理由❶制作期間・制作費を惜しまない

制作費は、一般的に、制作期間が長びけば長いほどかさむと考えられます。

理由は単純で、人件費がかさむからです。

ですから、前作である「風立ちぬ」が2年50億円かかったのですから、
7年かかった「君たちはどう生きるか」に倍の100億円かかるというのは、自然な話のように思います。

(2013)風立ちぬ2年50億円(宣伝費不明)
⑪ (2023)君たちはどう生きるか 7年 100億円~(推定)

また、を見て分かるように、ジブリ作品は、
制作期間に関係なく、制作作費が上昇している傾向にあります。

君たちはどう生きるか」より過去作である①~⑩作品までは、制作期間はほぼ変わりません。

その一方で、制作費の方は著しく上昇しています。

例えば、
デビュー作品である「風の谷のナウシカ」と、
それから13年後に公開された「千と千尋の神隠し」は、
制作期間が同じ1年です。

しかし製作費は、それぞれが
2億円
20億円と、
10倍以上の差があります。

デビュー作から前作まで、製作費が約3億円から50億円と、15倍以上増えています。

前作を超えるものを作ってやろうという、スタジオジブリの作品にかける熱意のようなものが伝わってきます。

理由❷手書きにこだわった

先述しましたが、制作費が掛かる理由として、まず、制作期間が長い(7年)ということがあります。

人件費ということですね。

ではなぜそんなに制作期間が長くなるのかというと、

「手描きにこだわったからというのは大きい。

「君たちはどう生きるか」は手描きによる作品です▼

(今回の“君たちはどう生きるか”は)手描きで作りました。“アーヤと魔女”はデジタルで作った作品。僕たちの中で、どこかで、“基本を手描きに置きたいな”というのはありますね」と語った。

株式会社インプレス スタジオジブリ鈴木敏夫プロデューサーの言葉 (https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1512097.html)

あの静がない動画。

あれを一枚一枚手描きしたのかと思うと、本当に果てしないです。

また、7年掛かったというのには普通に納得できてしまいますね。

あの美しさは、手描きでなければ出せない美しさです。

「君たちはどう生きるか」には何枚の絵が使われているのか

それでは、「君たちはどう生きるか」には何枚の絵が使われているのでしょうか。

答えは、推定178.560枚です。

ネット上の情報によると、ジブリアニメは、1秒間に24枚の絵を使うそうです▼

1秒24枚ですね。背景は長いものを作成して人物を動かすみたいなので、書くのは人物などだけで済むようです。 私もアニメーションに関してはあまり知識がないのですが、ジブリ美術館(正式名:三鷹市立アニメーション美術館)の展示がとても参考になりました。

Yahoo!知恵部袋 2012/8/23

(この回答は2012年のものなので、今は違っているかもしれませんが…)

「君たちはどう生きるか」の上映時間は124分です。

単純計算すると、124(分)×60(秒)×24(枚)で、178.560枚ということになります。

じゅうななまん枚です。すごいですね…。

どのくらいすごいかというと、イメージがつきにくいかもしれないですが、積み上げていったときに、建物の高さでいうと5階建て(17m)に相当するようです。

1枚を一般的なコピー用紙の厚みで考えた場合、
重ねると1000枚で10㎝くらいになるので、
大体17mくらいになります。(正確には17.85m)

理由❸宮崎駿監督の年齢の問題

現実的な問題として、

監督の高齢の問題

もあるようです。

2023/8/11、「君たちはどう生きるか」映画公開に遅れて、パンフレットが販売開始となりました。

▼「君たちはどう生きるか」パンフレットのネタバレはこちら

その中には、次の記載がありました。

長編は、最短でも3年掛かる。四十代では1年で出来たが、七十五にもなるあと3年だって大忙しで、八十までやらせろなどと言い出しかねない。

「君たちはどう生きるか」パンフレットより

改めて、映画をつくることは、大変な体力がいることなのですよね。

「君たちはどう生きるか」宣伝広告費

広告宣伝費は一切かけていない

「君たちはどう生きるか」は、宣伝を一切しないという異例のスタイルを取ったことでも話題となっています。

宣伝費にお金をかけるくらいならば、製作費にお金をかけたい。

または、制作費にお金をかけずとも、

「宮崎駿の10年ぶりの新作ともなれば、それだけで十分、広告費にお金をかけずとも観に来てくれるだろうという」

という自信の表れとも取れるでしょうか。

とてもよそに真似できる戦略とは思えません。

プロデューサーの鈴木敏夫さんは、メディアの取材に次のように答えていました。

事前に映画の情報が出すぎることが、映画を見る方の興味を削いでいるのではないかと思った

この情報過多の時代、情報がないことが返ってエンターテイメントになるのではないかと思った

▼以上は、こちらの動画の中で答えています。

*決まりきったPR活動を毎回やるのはやっぱりイヤなもの

*「何もしない」をやることが映画界にとってもプラスになるのではないかと思った

※以上は、文春オンライン(https://bunshun.jp/articles/-/64317)より。

確かに、事前情報無しで映画を観るというのは、それまでとは違った、ワクワクやドキドキがありました。

さすがは凄腕プロデューサーといったところでしょうか、
狙い通り、何もしないことをすることが、エンターテイメントとなり、宣伝になったようです。

SNSで宣伝

かといって、スタジオジブリが本当に何も宣伝をしなかったということではありません。

ではどうしたかというと、SNSで告知をしました。

今や、一般人も広告塔となって一緒に情報を拡散してくれます。

広告に一切かけずとも、SNSが普及したこの時代、ある程度宣伝することは可能なのですね。

映画公開後も、スタジオジブリスタッフが公式ツイッターで意味深なツイートをすると、それが話題になり、TVニュースでも取り上げられました▼

また、豪華俳優のキャスティングや、エンドロールで声優の配役を明かさなかったことも、話題を絶やさないこととなりました▼

▼エンドロール内容に感動する人続出

「君たちはどう生きるか」動員数・OP興収

OP動員数・OP興収(公開4日間)

累計期間:公開初日2023/7/14~7/17

動員数…135万人

OP興収…21億4000万円


MANTANWEBより

君たちはどう生きるか」は、ジブリ史上のヒット作品「千と千尋」より好調な滑り出しだということです。

尚、アニメの中で史上最高の売上を記録した「鬼滅の刃」の公開初日~3日間の売り上げは、次の通り。

累計期間:公開初日~3日間

動員数…342万人493人

OP興収…46億2311万7450円

ORICON NEWSより

滑り出しは「鬼滅の刃」にこそ及びませんでした。

しかし「君たちはどう生きるか」は宣伝にお金をかけておらず、
SNSのみでの告知だった為、
公開日さえ知らなかった人も多いことが、
SNS上の反応によって分かっています。

また、今は夏休みシーズンということがあるので、これから更に動員数が増えていくことが期待できます。

2023/7/19時点での劇場の様子は、後方の座席(階段の席)がほぼ満席という状態でした。

あの隙のない美しい映像美を見たら、2000円で7年分の集大成を観られるというのは安いと感じるはずです。

考察が難しい映画だということで、中にはもう5回も観に行ったという強者もいるようでした。

わたしもジブリの戦略に見事ハマり、一度ならず、もう一度観に行きたいと思っています。

追記:動員数・興収(公開10日間)

累計期間:公開初日2023/7/14~7/24

動員数…232万人

興収…36億4000万円


※オリコンニュース(https://www.oricon.co.jp/news/2287922/full/)より

追記:動員数・興収(公開17日間)

累計期間:公開初日2023/7/14~7/31

動員数…305万人

興収…46億9300万円


※興行通信社調べ

追記:動員数・興収(公開24日間)

累計期間:公開初日2023/7/14~8/7

動員数…361万人

興収…54億8000万円


※Yahoo!ニュース(https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/0ef49411b468333948c104a234c6cd1e85c0c9b4)より

メディアが報じたによると、まずは興収50億を突破したものの、週ごとに数字は落ちていっているとのことです。

夏休みであるにも関わらず、子供たちや、若い世代の動員が伸び悩んでいるとのことでした。

ジブリアニメ映画とはいっても、
小学校未満の子どもを連れて行って良いか、親が悩んでしまうような内容であることは確かです。

子ども向けというよりは、大人向けの作品かもしれません。

▼「君たちはどう生きるか」推定対象年齢はこちら

宮崎駿監督の集大成作品「君たちはどう生きるか」には当然お金には代えがたい価値があります。

しかし製作費が100億超えであるとするならば、興収100億は越えてほしいところですね。

因みに、通常のアニメーション映画であれば、5億円売り上げれば黒字だというのが、ネット上で統一している見解のようです。

作品による
製作費と宣伝費がいくらかかったか。
まあ5億超えればほとんどのアニメ映画は黒字です。

Yahoo!知恵袋(https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11242405761)

まとめ

「君たちはどう生きるか」制作期間・制作費・動員数・OP興収

製作期間

▪️製作費100億~(推定)

▪️OP動員数…公開初日2023/7/14~7/17の4日間で135万人

▪️OP興収21億4000万円

※随時更新します。

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