最高の教師【1話】ネタバレ・あらすじを詳しく!感想と学業縛り3教科の刑とは?

最高の教師の1話あらすじ・ネタバレを詳しく・読みやすく・分かりやすくまとめました。

目次

最高の教師【1話】ネタバレ・あらすじを詳しく!

第1話 拝啓、傷付いた貴方へ

—令和6年、鳳来高等学校卒業式。

3年D組の教師・九条里奈は、憂鬱な気持ちでこの日を迎えていた。

九条里奈は、高所にある吹き抜けの渡り廊下の柵に肘を付いて、そこから、卒業式を終えて浮かれている生徒たちの様子を見降ろしていた。

何かあれば、パワハラモラハラですぐに訴えられるこのご時世。

(―この1年、問題は山ほどあったけど、私は何もしなかった)

軽くため息をついたそのとき、突如、背後から何者かに突き飛ばされた。

九条里奈は体勢を崩し、そのまま、手すりの向こうへ側と落下していく。

落下していく中で、九条里奈は、自分を突き飛ばした犯人の手を見た。

その袖には「D組卒業おめでとう」と書かれたピンバッジがついている。

(私のクラスの子?
なんで?
どうして?
こわい、
いやだ、
しにたくない!!)

地面に衝突する直前、気が付くと、九条里奈は3年D組の教壇に立っていた。

4月6日、始業式の日に戻ってきていた。

30人の容疑者を目の前に、震えが止まらなかった。


その日の帰り道。

まともな人間がこんな話を信じてくれるわけがないと、九条里奈は自分の身に起こったことを、誰にも相談できずにいた。

帰宅すると、家には、今年の夏に離婚したはずの夫がいたので驚く。

一瞬、夫に全てを話して逃げるべきかと考えたが、うまく伝えられる自信がない。

(それに、この時点ですでに生徒に殺意を抱かれているのであれば、逃げたとしても…)

ドラマ「最高の教師」

何が正しいのか分からないが、この1年で何か変えなければならないということだけは確かだった。


翌日。

死に戻って始めてのホームルームで、九条里奈は生徒に向かって宣言する。

「心から困っている生徒には全力で寄り添います。
あなた達の為なら、何でもします」

これを聞いた生徒達はどよめくと、「九条! 九条!」と手拍子を打って彼女をもてはやした。

生徒達はこの状況を面白がっているようだったが、そんな中で、鵜久森叶は九条里奈に鋭い視線を向けていた。


後日、九条里奈は、廊下でクラスの鵜久森叶と偶然会って話をする。

九条里奈:

「どんな小さなことでも言って下さいね」

ドラマ「最高の教師」

鵜久森叶:

「寄り添うだけで、大人が私達の世界を変えられると本当に思っているなら、私は心底軽蔑します」

ドラマ「最高の教師」

そのとき、クラスの瓜生陽介が「先生」と呼び掛けてきたので、話は中断となった。


その後、瓜生陽介と九条里奈は屋上に場所を移した。

お願いがあるというので話を聞くことに。

瓜生陽介は、家が貧乏で、このままだと卒業ができないので、50万貸してほしいのだという。

そう言われて九条里奈は、一週目の人生で、彼が途中で転校していったことを思い出した。

(転校した理由は親の借金だったのか)

九条里奈は悩んだ。

(一週目の人生で、これに気が付けなかった自分に逆恨みして、卒業式の日に復讐しにきたとしたら―)

ドラマ「最高の教師」

帰宅後、九条里奈は、夫に自分達の貯金から50万崩させてほしい旨を告げた。

理由を聞かれても、今は答えることができないと説明することができなかった。

しかしそれでも夫は、

「分かんないけど分かった。
どうしても必要なんだろ」

と穏やかに承諾してくれた。

九条里奈は思った。

(この判断が正しいかどうかは分からないが、これで救われる生徒がいるのであれば、必ずしも間違いとはいえない)


学校にて。

瓜生陽介は、自分のロッカーに、「一緒に卒業しましょう」と書かれた茶封筒が入っているのを見つける。

中に札束が入っていることを確認すると、「マジかよ」と興奮を隠せない様子だった。


そして放課後。

九条里奈は、彼氏にフラれた親友に付き合ってカラオケに来ていた。

そこで偶然、クラスの生徒もカラオケに来ていて、別の部屋に入っていくところを見かける。

気になって窓から様子をうかがうと、中の部屋にはクラスの生徒が多数集まっており、瓜生陽介が札束をみんなに見せて盛り上がっているところだった。

その札束は、九条里奈が貸した金に違いなかった。

九条里奈は思わず部屋に乗り込むと、「どういうこと?」と瓜生陽介に聞いた。

しかし瓜生陽介はちっとも悪びれることなく答える。

「別に親の借金なんて俺には関係ないし」

ドラマ「最高の教師」

しかしグループのリーダー格である相楽流偉に「金は返せ。バレたらさすがにまずい」と言われると、しぶしぶ札束をテーブルの上に叩きつける。

九条里奈が言葉を失っていると、相楽流偉が、「あの、そろそろ出て行ってもらっていいすか?(ブッと吹き出してから、笑いをこらしめて)ジャマなんで」と一言。

それを合図に、クラス生徒みんなが一斉に笑い始めた。

生徒達のバカ笑い脳内に響く中、九条里奈はただ立ち尽くしていた。


帰り道。

九条里奈は夜の公園のベンチに腰かけ、膝の上にはよれた茶封筒を両手で持っていた。

(明日からどんな顔して学校に行けばいいのか、もはや分からない)

ドラマ「最高の教師」

九条里奈の頬を涙がつたう。

(―いや、何が分からなくなっただ)

ドラマ「最高の教師」

(このままじゃ私はころされるんだ。
「生徒に寄り添って何でもやる」何を甘ったれたことを言ってたんだ)

ドラマ「最高の教師」

鵜久森叶に言われたことを思い出す。

(彼女の言う通りだ。
この世界を変える為に、まず変わるべきなのは、あの子たちの教師である私自身だ)

ドラマ「最高の教師」

九条里奈は吹っ切れたように立ち上がって、公園の水飲み場で顔を洗った。


翌日。

ホームルームが終わると、九条里奈は鵜久森叶に声を掛けた。

昼休みに荷物を持って化学準備室に来てほしいことを伝えると、鵜久森叶は怪訝そうに、「…はい」と返事した。


昼休み、化学室準備室。

九条里奈は、鵜久森叶に、”クラスの生徒に、何かされていることはないか”と問いただす。

鵜久森叶は動揺するものの、「何を言っているんですか」と否定する。

九条里奈:

「2023年5月13日。あなたがこの学校を去り、不登校になる日です」

ドラマ「最高の教師」

鵜久森叶:

「は?何言ってるんですか」

ドラマ「最高の教師」

九条里奈:

「あの子達は頭がいいので、しっぽを出しませんでした。だから証拠を探しています」

ドラマ「最高の教師」

九条里奈は机に置かれていた鵜久森叶の通学カバンを取ると、中を開けようとした。

鵜久森叶は慌てて取り返す。

鵜久森叶:

「本当に放っといて下さい。例え先生が言うみたいに不登校になったとしても、それは別に逃げたわけじゃない」

ドラマ「最高の教師」

九条里奈:

「逃げることを否定してはいません。逃げることであなたが幸せになるなら、喜んで逃げる道を提案したいです」

ドラマ「最高の教師」

鵜久森叶は驚いた顔をする。

九条里奈は、一週目の人生で起こった、鵜久森叶の葬儀場を目にして自分が涙するシーンを回想していた。

一週目の人生で鵜久森叶は、不登校になった後、亡くなっていたのだ。

「私は不登校になんてなりませんから」鵜久森叶はそうムキになって言い残すと、化学準備室を後にした。


鵜久森叶が科学準備室を出ると、廊下には3人の同じクラスの女子が立っていた。

彼女が出てくるのを待ち構えていたのだ。

クラスの女子(西野美月)が、腕を組みながら「今、そこで何してたの?」と鵜久森叶に問いかける。

鵜久森叶は明らかに動揺を見せる。


その日の放課後。

3年D組の教室には、クラス全員が集まっていた。

クラスの女子(野辺桐子)は教室の前に立って、さも楽しそうに声を張り上げる。

「罪状を発表します。鵜久森叶は、担任にさもイジメの被害があったかのように密告をし、私達を退学・停学の危機に陥れたとして、名誉棄損の罪に問いたいと思っております!」

ドラマ「最高の教師」

それを聞いた鵜久森叶の顔が悲しそうにゆがむ。

鵜久森叶は、「なんにも言っていない!」と訴えるものの、誰にも取り合ってもらえない。

野辺桐子が、「鵜久森叶さんが罪を犯したと思う裁判員の方、手を上げて下さい」と言うと、中にはためらう者もいたが、結局はクラスの全員が手を挙げた。

野辺桐子:

「罪状を発表します!鵜久森叶を学業縛り三教科の刑に、処したいと思います!」

ドラマ「最高の教師」

生徒(相楽流偉)が、「教科書出せよ」と鵜久森叶に詰め寄った。

すると廊下で見張りをしていた生徒が、「里奈ちゃんきたよー」と、九条里奈が教室に向かってきていることをクラスに告げた。


九条里奈が教室に入ると、生徒達は何事もなかったようにお喋りをしていた。

九条里奈:

「どうしたんですかー?こんな時間に集合して」

ドラマ「最高の教師」

生徒達は、「実はクラス卒業旅行行こうって話で盛り上がっちゃってさ」「そうそう」とごまかす。

しかし九条里奈は、今日の昼休み、鵜久森叶の通学カバンに盗聴器をしかけていたのだった。

九条里奈が教壇の上にパソコンを開いてエンターキーを押すと、先程のクラスの会話が流れてきた。《罪状を発表します…》

一同は呆然。

九条里奈は、生徒が阻止するのを聞かず、教室の後ろにある鵜久森叶のロッカーから、教科書3冊を取り出してきた。

鵜久森叶の教科書を開くと、中には消えないマジックで悪い言葉がいっぱい書き込まれていた。

九条里奈は、みんなに告げた。

クラスの天井裏にも監視カメラを8台設置していること、そして、真面目な鵜久森叶が、倫理と現代国語と地理の教科書だけはいつも机に開いていなかったことに違和感を感じていたこと。

「さっきから何なの!犯罪じゃん!訴えるよ!」生徒(江波美里)は声を荒げた。

だが九条里奈は動じなかった。

「どうぞ!ですがそのときはわたしも先程の音声と動画を世の中に公開します」

クラスはしんと静まり返った。

相楽流偉が机を勢いよく蹴り飛ばして静寂を打ち破る。

「なんなの?俺達全員退学にでもしようっての?」

ドラマ「最高の教師」

九条里奈は、そんなことは考えていません、と言って蹴飛ばされた机を元に戻す。

「なぜならあなたたちは、そんなことをしても、誰かのせいにするだけということを知っていますから」

ドラマ「最高の教師」

九条里奈がそう言って説教を始めるのを、生徒達は納得のいかない様子ながらみんな黙って聞いていた。

九条里奈は教壇に立って、鵜久森叶に呼び掛けた。

「絶対にあなたをひとりにはしません。わたしと一緒にたたかってくれませんか。この教室を変えるんです」

ドラマ「最高の教師」

すると西野美月が反応して、「こいつが悪いんだよ!…」とまくし立て始めた。

その言葉を遮るように、鵜久森叶が机から立ち上がる。

またクラスは静まり返り、クラスの注目が鵜久森叶に集まる。

九条里奈と目が合って、頷きかけられると、鵜久森叶はゆっくりと話し始めた。

「初めは、わたしのある趣味がキッカケで、SNSが少しだけ話題になったことがキッカケでした」

ドラマ「最高の教師」

話はこういうことだ。

鵜久森叶は、SNSが話題になったことをけっかけに、西野美月達から話しかけられるようになり、それをうれしいと感じていた。
それがだけどいつのまにか、男子に媚びていると言われるようになった。

悪口を言われるようになり、それがエスカレートするようになった。

学校行くのが毎日恐くてたまらなかった。

ただ、友達と昼ご飯が食べたかった。

なんでもない話をしながら学校に来たかった。

文化祭で遅くまで残っているくせに「面倒くさいね」と笑いたかった。

ただそれだけだったの、と鵜久森叶は泣きながら吐露した。

九条里奈は、鵜久森叶の手を取る。

九条里奈:

「なんで全て過去形なの。今言ったこと、全て叶えましょう、この1年で」

ドラマ「最高の教師」

鵜久森叶:

「そんなこと…」

ドラマ「最高の教師」

九条里奈:

「みなさん、今聞きましたよね。
鵜久森叶さんが言った、当たり前の希望を」

ドラマ「最高の教師」

九条里奈は、「行きましょ」と鵜久森叶に一緒に教室を出るよう促すと、他の生徒に向かって、言い放った。

「分かってると思いますが、この後鵜久森叶さんに何かをしたら、わたしがなんでもやりますので」


その日の帰り道。

九条里奈に鵜久森叶からラインがきた。

『先生、今日久しぶりに帰り道で泣きませんでした。
明日からの日々はまだ怖いですが、それだけでも伝えたかったので』

ドラマ「最高の教師」

九条里奈が、「週明けもしイヤでなければ一緒に学校に行かないか」と鵜久森叶を誘うと、「ありがたいです」と返事が返ってきた。

こうして、ふたりは朝待ち合わせることになった。

続いて九条里奈は、今日(4月21日)という日が、夫から離婚を突き付けられた日だったことを思い出した。

学業縛り3教科の刑とは?

「学業縛り3教科の刑」とは、3教科の教科書に、消えないマジックペンでいっぱいに悪口を書き込み、開けなくしてしまうというもの。

3年D組のいじめっ子たちが鵜久森叶に科していたいじめの呼称です。

倫理・現代国語・地理に加え、いじめっ子たちは鵜久森叶の教科書を今回新たに3冊使えなくしようとしました。

悪質かつ幼稚な手口ですね。

現実世界では、男子高校生が女子高校生の教科書を取り上げるなんてことは、非現実的に思えますが、実際のところはどうなのでしょうか。

最高の教師【1話】感想

まずいえることは、やはり鵜久森叶を演じる芦田愛菜ちゃんが可愛い!ということです。

愛菜ちゃんを見ているだけでも楽しめますよね。

AKB本田仁美ちゃんも可愛いです。

あと、皆さん演技がうまいので、ドラマの中に引き込まれます。

相楽流偉役(クラスのボス的存在)を演じる、子供店長で名を馳せた加藤清史郎さんも上手すぎて、苦手になりそうです。

制作陣は3年a組とほぼ同じメンバーということですが、あのような感じで、これから九条里奈がどんどん生徒達の心の氷を溶かしていくのかと思うと、楽しみです。

そしてシリアスな話なので今から少し不安ですが、最終回はハッピーエンドでお願いしたいものです。

観ていて違和感を感じてしまい、世界に入り込めなくなってしまうこともポイントポイントでありました。

①クラスの子に言い返せなかった子が、あれだけ先生に言い返せる?

②いじめられてた子が、クラスみんなの前で思いをぶちまけるとき、あれだけ素直になれる?

ツイッターを見ていたら、「鵜久森叶の最後の泣きながら訴える台詞がいかにも台詞っぽい」という、同じような感想を抱いていた人もいました。

演技はうまいですが、鵜久森叶という人物の設定があんまり現実的でないように思えます。

みなさんはどうでしょうか。

②に関しては、ちょっと天然ですごく純粋な子なんだな、で消化できるのですが、

①に関しては、消化が難しいです。

生徒に対する態度と先生に対する態度に、大差は出ないように感じるのですが。

そこはやはりフィクションということなのでしょうか、欲張ってリアルを求めすぎてはいけないですね。

何はともあれ、次回が待ちきれないです。

早く友達と笑ってお喋りしている鵜久森叶を望みたいです。

犯人について考察もしてみましたので、よろしければご覧ください▼

鵜久森叶と相楽琉偉の関係にも注目です▼

みんなの感想

これから、いじめをする子に本当に響くのかなー

芦田愛菜ちゃんすごすぎる…あれだけの長台詞をノンカットで!?

愛菜ちゃんの演技ヤバい!
泣かずにいられないよ!
感動した…

最近時間巻き戻る話ほんと多いな

松岡茉優さんと芦田愛菜さんの演技うますぎ

途中から先生カッコよくて気持ちい!

当たりドラマ。
ハマった続き早く見たい

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