サンとアシタカの意外すぎるその後【もののけ姫】絵コンテより最後の言葉の意味

ジブリ映画「もののけ姫」のサンとアシタカのラストシーン。

サン:「アシタカは好きだ。でも人間を許すことはできない」
アシタカ:「それでも良い。サンは森で、わたしはタタラ場で暮らそう。共に生きよう。会いに行くよ。ヤックルに乗って」
サン:(微笑んで頷く)

というものでした。

そこで映画「もののけ姫」は終わりますが、その後のふたりは、どうなるのでしょうか。

目次

「もののけ姫」サンとアシタカの意外すぎるその後

サンとアシタカは結婚している

アシタカはサンとタタラ場の人々の間に入って苦労している

サンとアシタカは結婚している

この意外なその後の事実は、本「スタジオジブリ絵コンテ全集 もののけ姫」によって、明らかにされています。

サンが、「アシタカは好きだ。でも人間を許すことはできない」とアシタカに話す前。

実はその前に、アシタカがサンにプロポーズしていたのです。

映画では、このシーンは遠くからのカットだったので、アシタカの声が拾われていません。

しかし、絵コンテには、「サン アシタカのプロポーズに答えている」とハッキリ記載があります。

「もののけ姫」サンとアシタカの最後の言葉の意味

もののけ姫の最後のシーン、サンとアシタカの最後の言葉の意味を分かりやすく訳すと、次のようになります。

アシタカ:「結婚しよう

サン:「アシタカのことは好きだ。でも人間と共に暮らすことはできないから、それは難しい

アシタカ:「それでも良い。サンは森で、わたしはタタラ場で暮らそう。暮らす場所が違っても問題ない、結婚しよう。会いに行くよ。ヤックルに乗って」

サン:(微笑んで頷く)

つまり、サンとアシタカは、「結婚したけど、別居中」というわけです。

あのサンのステキな微笑みと頷きは、アシタカからのプロポーズを受け入れたときに生まれたものだったのですね。

出展:もののけ姫 頷いたサン

アシタカはサンとタタラ場の人々の間に入って苦労している

この意外なその後の事実は、サンとアシタカのその後について、宮崎駿監督の口から直接語られたものになります。

宮崎駿監督は、アメリカのインタビューに、次のように答えました。

インタビュアー:
「もののけ姫」は安易なハッピーエンドで終わらないのが重要ですね。サンとアシタカが結婚してしまうとか…」

宮崎駿監督:
「彼らは、その後ずっと良い関係を続けるだろうと思います。

サンが生きていく為に、アシタカは色んな努力をするだろうと思います。

同時にタタラ場の人々が生きていく為にも、大変な努力を払うだろう。

その為に、アシタカは引き裂かれて、傷だらけになるだろうと思います。

それでも彼は、それを負けずに生きて行こうと思っている。

両方大切にしようと思い続けるだろう。

だから、彼の生き方は、私たちが今の時代を生きて行こうとする生き方に、共通するんだと思います」

宮崎駿監督は、映画の中で、サンとアシタカがその後結婚して共にいきていくことを描いているわけですが、

「サンとアシタカは結婚しているんだよ。その後、苦労がありながらも共に生きているんだよ」

と直接的には答えないところが、宮崎駿監督らしいと思います。

答えたところで、インタビュアーの食いつきはものすごいでしょうし、また説明が大変になるでしょうしね。

また、宮崎駿監督は、この2人のその後について、ドキュメンタリー「もののけ姫はこうして生まれた」の中でも、次のように語っているといいます。

宮崎速雄監督:
「ここで生きていくって決めると、そうするとタタラ場の方は、木を500本切りたいって言うでしょ?

で、サンの方に行って、『ちょっと、木を切んなきゃいけないんだけど』て言うと、ビビビ、て刺されてね。

『じゃあ、250本で…』て。

生きるって、そういうことですよね」

ドキュメンタリー「もののけ姫」はこうして生まれた。

つまり、アシタカはサンと結婚したその後、サンは森で、アシタカはタタラ場で暮らす為に、サンとタタラ場の人々の間に入って、調整役をするようになるというのです。

分かりやすくいうと、アシタカは両者の仲裁役で、会社でいうなら中間管理職のような苦しみがあるといったところでしょうか。

サンは木を切ってほしくないけれど、タタラ場の人々は、住居を作るのに木を切らなければなりません。

アシタカは、サンとタタラ場の板挟みになって、その身を削られながらも、みんなが生きていく為に必死に努力しているというのです。

サンとアシタカの意外すぎるその後【まとめ】

サンとアシタカの意外すぎるその後とは、

サンとアシタカは結婚している

アシタカはサンとタタラ場の人々の間に入って苦労している

ということでした。

意外すぎましたね。

宮崎駿監督は、アメリカの取材に、「アシタカの生き方は、私たちが今の時代を生きて行こうとする生き方に、共通する」と答えていました。

何かと何かの板挟みにあい、苦しいともがきながらも調整していくこと。

正に、我々に共感できる生き方なのではないでしょうか。

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