「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の代表を務める平本淳也さん。
平本淳也さんは過去に、
・「ジャニーズおっかけマップ」の監修をした
(「ジャニーズ事務所の入り方」掲載)
・「弟が晴れてジュニアになった」とブログに記載していた
ことで、
「胡散臭い」
「お金目的なのではないか」
といわれています。
そんな彼がなぜ、
「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の代表を務めることになったのか。
また、
ジャニーズ事務所を告発しながらも、
「ジャニーズ事務所の入り方」についてアドバイスしていたのはなぜなのか。
同期や妻・家族構成
調べてみました。
平本淳也の同期は東山紀之
平本淳也の同期
東山紀之
平本淳也さんの同期は、
東山紀之さんです。
平本淳也さんと東山紀之さんは、
1966年生まれで、
年齢も同じです。
ふたりは、
1979年（昭和54年）の満13歳のときに、
ジャニーズ事務所に入所しました。
１年後の1980年には、
内海光司さんが入所しています。
平本淳也の妻（嫁・奥さん）
平本淳也は結婚していない可能性が高い
ネットやSNSを確認しましたが、
平本淳也が結婚していることを匂わせる情報は一切見つかりませんでした。
平本淳也の家族構成
ネット情報によると、
父・義母・異母兄弟５人
(一歳年下の弟もジャニーズJr.だった)
ということのようです。
平本淳也さんの幼少期に両親が離婚。
祖父はアメリカ人で、
平本淳也さんはクォーターだそうです。
※但し、この項目についての信憑性は確認できていません。
平本淳也が胡散臭い・お金目的といわれる訳
平本淳也さんには、
・これまでジャニーズ事務所暴露本を書き、
ジャニーズを告発してきた
という面と、
・これまでジャニーズ事務所の入り方に関する著者を書き、
少年をジャニーズ事務所に送り込んできた
という面とがあります。
このふたつの面は一見対極的で、不自然です。
性加害問題を告発しつつ、
加担もしている、
というわけです。
平本淳也さんがジャニーズ性加害問題に加担しているといわれる具体例を、２つ挙げます。
①平本淳也の弟は「晴れてジャニーズ入り」
現在問題視されていることのひとつが、
平本淳也さんが、
2013年３月10日に投稿したブログ(アメブロ)に投稿した、次の内容です。
そう言えば昔、レッスンとオーディション(ドラマ)に行くのが面倒で「おまえ、代わりに行ってきて！」と、弟をジャニーさんが待つＴＢＳに行かせた(笑)
平本淳也ブログ
なにやら弟のことを大変気に入って頂けたようです(^^;;
そして晴れてジュニアになったという経緯もありつつ、、、
この文章を読む限りでは、
平本淳也さんは、
弟がジャニーズ入りしたことを、
喜ばしく思っているように思えます。
本来であれば、
家族がこのままいけば性加害を受けると分かって、
”晴れて”とは思い難いですよね。
この他にも、ブログには、
”「ユー！」”
という、
ジャニー喜多川さんの決まり文句も出てくるなど、
ジャニー喜多川さんに対する好意的な感情を読み取ることができます。
ジャニーズ事務所に入ったらしい、
平本淳也さんの弟の名前は不明です。
それですので、
平本淳也さんの弟は、
デビューはしないままだったと推測することができます。
②平本淳也監修「ジャニーズおっかけマップ」に「ジャニーズ事務所の入り方」
「ジャニーズおっかけマップ」とは、
平本淳也さん監修の本です。
この本の中には、
「ジャニーズ事務所の入り方」も記載されています。
中身には、
「スタイルは普通がいい」
「身長も普通がいい」
等のアドバイスが。
現在となっては、
生々しく感じられますね。
平本淳也監修「ジャニーズおっかけマップ」とは
#アッコにおまかせ
— さんだる (@Twenty3322) September 17, 2023
当事者の会の平本淳也氏が人権侵害を語るの？
個人情報晒しておいて pic.twitter.com/bTyAoezRum
そもそも、
平本淳也監修「ジャニーズおっかけマップ」とは、
どういった本なのでしょうか。
ジャニーズのプライべート暴露本
平本淳也監修「ジャニーズおっかけマップ」とは、
一言でいってしまえば、
ジャニーズ事務所非公認の、
ジャニーズのプライベート暴露本です。
Wikipediaでは、
だと紹介されています。
平本淳也監修「ジャニーズおっかけマップ」が裁判沙汰に
「ジャニーズおっかけマップ」について、
ジャニーズ側は、
平成10年(1998)に訴えを起こし、勝訴しています。
かといって、
すでに販売したものまでを回収することはできなかったそうです。
確かに、不可能ですよね。
そして出版社側はというと、
敗訴したその後も、
内容のやんわりとしたものを発刊し続けたようです。
ネットでザっと確認したところ、
2012年版までは、
少なくとも発刊されていたようです。
敗訴はしたものの、
罪悪感は感じていなかったようですね。
過去に発売されたものには家など載っていましたが 出版社が裁判に負けてから以降に発行したものは 家の近所のお店、とか昔よく通っていたお店、 あとは行きつけのお店、程度に変わっていたと思います。 とはいえ、過去に発売したものを回収はできませんので いまだに出回っているのでしょうね。
Yahoo!知恵袋 2008
平本淳也はなぜジャニーズのプライベート暴露本の監修をしたの
これは本当に謎です。
ジャニーズの味方でありそうな平本淳也さんが、
なぜ「ジャニーズおっかけマップ」の監修に携わったのか。
①感覚の麻痺？
現在では、
個人の住所が書籍に掲載されるなど考えられないことです。
ですが昔は、
クラスメイトの住所や電話番号が記載された連絡網が学校で配布されることが普通でした。
その名残だったのでしょうか。
今でも報道陣が芸能人宅に関わらず一般人の自宅にまで押し掛けることがありますが、
有り得ないながらも、
有り得ています。
近い将来、
それも、有り得ない時代がやってくるのかもしれません。
②監修のお願いを断れなかった？
平本淳也さんは、
2019年の取材で、
初のジャニーズ暴露本「ジャニーズのすべて 少年愛の館」(1996年出版)を執筆したきっかけについて、
故・北公次(本名：松下公次)さんと知り合ったこと
だと答えています。
北公次さんは、
ジャニーズ事務所の先輩で、
ジャニーズ糾弾活動を行っていました。
平本淳也さんは、
大先輩からの直々のお願いを、
断れなかったといます。
「ジャニーズ事務所と敵対しようというつもりはなく、北さんのもと “祭り” を盛り上げようと（笑）。大先輩から直々に『手伝ってくれ』と言われると、断われませんしね」
FLASH(https://smart-flash.jp/entame/81069/)2019より
これについては、
理解ができるかなと思います。
そして、暴露本の内容については、
「本当の意味では暴露はしてない」のだといいます。
これは、
「本当の本当にヤバいことまでは書いていない」
という意味であると思いますが。
その理由は、愛情があるから。
「ジャニーズでよかった」と思える人生を歩めているといいます。
「ある種のルールを守り、本当の意味では暴露はしてませんし、相応の愛情をこめているつもりです。心底『ジャニーズでよかった』と思える人生を歩めています。もちろん圧力なんてありません」
FLASH(https://smart-flash.jp/entame/81069/)2019より
これらの情報から、
平本淳也さんには、
ジャニーズ事務所を告発する一方で、
ジャニーズ事務所に感謝する気持ちがあることが感じられます。
2023年８月４日に行われたジャニーズ性加害問題当事者の会の会見でも、
「本当の意味では暴露していない」
という発言と重なるシーンがありました。
それは、
平本淳也さんが、
記者からの質問（マイクに声が拾われていなくて具体的な内容は分かりませんでしたが）に対して、
「配慮させてもらっていいですか」
と答えたシーン。
平本淳也さんは、
恐らく、性加害が起きている現場（ジャニー喜多川氏が膝の上にジュニアを乗せる等）を見て見ぬふりをした具体的なテレビ局の名前（少なくとも２社あるらしい）を明言することを避けたのです。
これは憶測ですが、
平本淳也さんが「ジャニーズおっかけマップ」の監修を務めたのも、
もしかしたらお願いされて断りづらかったことがきっかけだったのかもしれません。
ジャニーズ暴露本を出版したきっかけ同様に、です。
ジャニーズ事務所に愛情はあっても、
特別容赦したり擁護する気持ちを持ち合わせてはいなかったことでしょう。
それか、ジャニーズ事務所に対する攻撃なのかとも思いますが、
ジャニーズ事務所に愛があるのであれば、
所属タレントも犠牲になることですし、
可能性としては低いように思えます。
③「みなさんが知りたいなら書きましょう、話しましょう」の精神？
平本淳也さんは、
世間でジャニーズ性加害問題が報じられるようになった後の2023年（57歳）、
取材に次のように取材に応じています。
お互いにメリットがあるかもしれないとはいえ、ジャニーさんのしていたことは、社会的に認められることではないのは当たり前。合意のない性的な行為は相手に不快感を与えることに間違いはなく、精神的な“傷”をも負ってしまうことになります。そういった“傷”を受けた側としては許せない気持ちも多く持っていることは確かなんです。
週刊女性PRIME（https://www.jprime.jp/articles/-/28162?page=2）
僕は事務所の内情を知ることのできる環境にいたじゃないですか。みなさんが知りたいなら書きましょう、話しましょう、ということなんです。
このとき同様、
「みなさんが知りたいなら」という思いはあったのかもしれません。
平本淳也は昔は「ジャニーズでよかった」それが今なぜ告発
平本淳也なぜジャニーズでよかった？
平本淳也さんは、
2019年（当時53歳）には、
”「ジャニーズでよかった」と思える人生を歩めている”
と発言していました。
自分の人生を肯定していることは素晴らしいことです。
どこの記事で見かけたか失念してしまいましたが、
平本淳也さんは、
一線は超えなかったようで、
デビューするには結局至りませんでした。
しかし、
本淳也さんの今後の人生に、
ジャニーズ事務所にいた頃の経験は、
確かに活かされたようです。
平本淳也さんはジャニーズ事務所を退所後、
✔イベント企業会社を設立し、
✔アイドルグループとしてもデビュー。
✔書籍も出版しました。
現在は、
起業家、タレント、作家
という肩書をお持ちです。
ジャニーズ事務所に入所したからといって、
誰もがみんな平本淳也さんのようになれるわけではないですし、
「ジャニーズでよかった」
と、思えるわけではないことは明らかです。
しかし平本淳也さんには、
●ジャニーズに入って良かったと思っている
（だから「ジャニーズ事務所の入り方」についてアドバイスすることができた）
●かといって、ジャニーズを許せないという気持ちもある
（だから「ジャニーズ事務所告発本」も執筆することができた）
このふたつの気持ちが共存しているのではないでしょうか。
”ジャニーズに入って良かった”
と思うことによって、
気持ちのバランスが取れているという可能性もあります。
平本淳也が「ジャニーズ事務所の入り方」についてアドバイスしたことは悪なのか？
平本淳也さんがジャニーズ事務所を告発していながらも、
・「ジャニーズ事務所の入り方」についてアドバイスしたこと。
・「弟が晴れてジャニーズ事務所に入った」こと。
これらの経歴には批判的な意見があります。
しかしこれら行為を、
悪と決めつけてしまうのは早いかもしれません。
なぜならば、
「ジャニーズ事務所の入り方」についてアドバイスしたことについては、
ジャニーズ性加害問題当時者の会の副代表メンバー、石丸志門さんがそうでしたが、
今でもジャニーズ事務所で悪しき習慣が継続されているとは思っていなかった可能性
があります。
「弟が晴れてジャニーズ事務所に入った」ことについても、
回避させている可能性があります。
そして最後に、
平本淳也さんに続いてジャニーズ事務所に入った少年たちの中には、
第一線で活躍し誰しもが羨む生活を送っている人もいる
ことは事実です。
彼らは、
と嘆いているのでしょうか。
やはり、
と思っているのではないでしょうか。
平本淳也はジャニーズ事務所を憎んでいるのではない、変わってほしい
平本淳也さんはジャニーズ事務所を告発しています。
しかしそれは、
ジャニーズ事務所を憎んでいるわけではなく、変わってほしいからです。
平本淳也がジャニーズ事務所を好きであることには、
今も昔も変わりがない
のです。
平本淳也さんは、
2023年（57歳）のときに、
次のように取材に応じています。
「僕はね、ジャニーさん、メリーさんが築いてきたジャニーズ事務所が好きなんです。ジャニーさんとメリーさんはもういないけど、この騒動の責任を取る、とジュリー社長に辞めて欲しくないんです。僕の知らない、どこかの誰かが社長になってジャニーズの経営をして欲しくないから。
週刊女性PRIME（https://www.jprime.jp/articles/-/28162?page=2）
ジュリー社長がジャニーさんから引き継いだそのままの状態で経営していくなら、誰でもできる金持ち会社の2代目でしかない。ジャニーさんがやってきた、負のレガシーも含めてすべてを引き継いだ責任を整理整頓して“真”ジャニーズに変えてほしいです」
”ジャニーさん、メリーさんが築いてきたジャニーズ事務所が好き”
”ジャニーさんがやってきた、
負のレガシーも含めてすべてを引き継いだ責任を整理整頓して“真”ジャニーズに変えてほしいです”
また、
2023年８月４日に行われた会見では、
ジャニーズ事務所に求めることとして、
まずは次のことだと述べています。
・認める
・謝る
続いて、
「認め方、謝り方をうまく考えれば、
みんな角が立たず、
平和的な解決もみえてくるんじゃないか」
と助言的な発言もしています。
相手の立場にも立った、
冷静かつ平和的で温かいコメントです。
平本淳也さんの中には、
（ジャニーズ事務所に誤りを認めてほしいけれど、
ジャニーズ事務所を憎く思っているわけではなく、
「新生ジャニーズ」として再生してほしい。）
という気持ちがあるように感じます。
平本淳也さんであれば、本当に、平和的な解決もやってのけそうです。
平本淳也が「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の代表に就任したきっかけ
二本樹顕理と中村一也にお願いされたから
ここでもまた、
”お願い”が出てきましたね。
しかし「ジャニーズ性加害問題当事者の会」に参加したのは、
平本淳也さん自身の意思のよるもののようです。
2023年８月４日会見「ジャニーズ性加害問題当事者の会」より
・「ジャニーズ性加害問題当事者の会」を発足したのは、二本樹顕理と中村一也
・平本淳也は「その後すぐに参加させてもらったという立場」
・「代表になって頂けないか」ということで代表に就任した
感想
平本淳也さんはお人よしで、
中間管理職的な立ち回りをすることが多いひとなのでしょうか。
2023年８月４日に行われた会見を見た感想としては、
平本淳也さんの心にはゆとりがあるように感じられました。
例えば平本淳也さんは、
他のメンバーに比べて、
にこやかに感じられたり、
ユーモアを交えて話したり、
代表らしく、メンバーの名前を口に出すことも多く、
周りを見る余裕があるように感じられました。
それには、
平本淳也さんが、30年前位から告発をしているので、
他のメンバーに比べて、
性加害について話すことに慣れているだろうことや、
メンバーの中で唯一現在進行形で芸能界でも活動しているので、
場馴れしているということもあるかもしれません。
”相手を許すこと”
それはとても難しいことですが、
心が最も楽になる方法だとも思います。
かつて、こんな話を目にしたことがあります。
ネットでその話を探し出すことはできなかったですが。
その話は、
我が子を殺められてしまった親が、楽になりたくて、
犯人を愛する決意をしたという海外の話でした。
被害者の親が犯人に手紙を出すところから、
犯人との交流が始まり、
（犯人は被害者の親から手紙が届いたと知り、
初めは恨みの手紙だと思い乱れていました）
犯人が刑期を終えた後も、
ふたりの交流は続きました。
その後の犯人は、
自分の犯してしまった行いを心から悔いている様子でした。
しかし、ふたりの心には、
平安があるように見えました。
許すこと、
それは時によって、
相手にとって何よりも重い裁きになるのだと思わせてくれました。
これ以上の平和的な解決方はないですから。
被害者の親は、
「ころしたい程に憎くててたまらない人」を、
ある意味自分の中でころすことによって、
救いを得たのではないでしょうか。
これは本当に至難の業ですし、
被害者の親にかかる負担は計り知れず、
誰にでもできることとは到底思えません。
しかし被害者の親が憎しみや苦しみから解放される為の、
苦渋の選択だったのではないでしょうか。
まとめ
平本淳也の同期や妻は？昔「おっかけマップ」監修して「弟も晴れてジャニーズ入り」でジャニーズ性加害に加担しながらなぜ告発？
平本淳也の同期は、東山紀之（1979年入所）。
平本淳也は、
ジャニーズ事務所が大好きで、
ジャニーズで良かったと思える人生を送っている反面、
ジャニーズ事務所所の性加害については、
許せないという気持ちも多い。
その２つの気持ちが同居しているので、
傍から見ると矛盾しているように見える。
ジャニーズ事務所の入り方にアドバイスしていたことは、
平本淳也がジャニーズ事務所に入って良かったと本心で思っているからできたのではないか。
他にも、
・自身が告発本を出している
・テレビの中で輝いているジャニーズが楽しそうにジャニー喜多川さんの話をしている
ことから、
現在でもジャニーズ事務所で悪しき習慣が続いているとは思っていなかった可能性もある。
平本淳也はジャニーズ事務所を憎んでいるということではなく、
誤りを誤りと認めて謝り、再生してほしいと望んでいる。
ジャニーズ性加害問題が平和的な解決を迎えることを祈っています。
