肝臓を奪われた妻｜外伝【賢三編】意外な過去…あらすじ内容ネタバレ

ドラマ化もし話題の人気漫画『肝臓を奪われた妻』に出てくる玉木賢三。

本編終了後には、
外伝【賢三編】の連載がスタートとなりました。

本編で玉木賢三は、
主人公・優香の復讐に巻き込まれる、
かわいそうな役でした。

外伝では、
意外すぎる玉木賢三の過去が明らかになります。

このページには、
『肝臓を奪われた妻』の外伝『賢三編』の、
あらすじ内容ネタバをまとめています。

肝臓を奪われた妻｜外伝(賢三編)【あらすじ内容ネタバレ】

外伝：賢三編【１話(111話)】あらすじ内容ネタバレ

話は、賢三の高校時代にまで遡ります。

当時の賢三は、
トレードマークの眼鏡をかけていません。

賢三は素行が悪く、
クラスメイトに暴力をふるって入院させるという問題を起こしていました。

校長室には、
賢三と、
賢三の両親と、
被害者の両親とが呼ばれていました。

しかし賢三の家は大金持ちで、
学校に多額の寄付と、校長に賄賂を流している為、
おとがめなし。

賢三は、
校長室いる間もずっとふてぶてしくて、
退室する際にも、
被害者側の親御さんに、
嫌味を言い残して去る始末。

学生時代の賢三は、
まるで大人なった光星の生き写しです。

入院させられたクラスメイトとその両親は、
泣き寝入りするしか、ありませんでした。

賢三とそのグループの弱い者いじめは続きます。

するとそこに偶然ゴミ捨てで通りかかった朱莉先輩が、
彼らに声を掛けます。

外伝：賢三編【２話(112話)】あらすじ内容ネタバレ

朱莉先輩は、「低レベル」などと言って賢三を非難しました。

まるで、いじめていたのは賢三だけであったといわんばかりです。

賢三がグループの親玉だからなのかもしれません。

朱莉先輩は、
いじめられていた生徒２人に声をかけて彼らを逃がすと、
その後賢三て言い合って、
ふたりは険悪ムードのまま別れました。

このことが気に入らなかったからなのか、
賢三はその日の帰り、
朱莉先輩を後を、
ストーカーのようにつけます。

理由は、
朱莉先輩の、
成績学年１位である理由を探る為でした。

高額の家庭教師を雇っているか、
特別な塾に行っているかだと思ったのに、
しかし結果は、
朱莉は貧乏で、
昼は家の店を手伝い、
夜に勉強をするという、
過酷な条件の中で努力していたことが分かりました。

賢三は、
朱莉が貧乏人なのに自分に向かって低レベルだと言ったことに、腹を立てます。

しかし取った態度は、
ノートを破ってそこに「好きです」とを書いて、
店に忍ばせるというものでした。

外伝：賢三編【３～６話(113～116話)】あらすじ内容ネタバレ

自宅に帰った賢三は、
自分の取った行動が自分でも理解できず、恥じます。

しかし、朱莉先輩を自分のものにしたいと、考えるようになっていました。

朱莉先輩の父親は詐欺師で、
家の金を全部持って蒸発し、
刑事から逃げ回っています。

朱莉先輩の店は、
賢三のもくろみにより、
店が入っている建物のオーナーが変わり、
店を畳まなくてはならなくなりました。

賢三は店を人質に、
朱莉先輩を脅します。

が、賢三の思い通りには絶対になりたくない朱莉先輩は、
葛藤します。

しかし父親が警察に捕まり、
その際に女性を敷いてしまう、
借金取りが店に押し掛けてくるなど、
いよいよ事態は悪化。

朱莉先輩は翌日、
放課後の公園に賢三を呼び出し、キスをすると、
お互いの関係は他言しないという条件下の元、
賢三と付き合うことを、屈辱ながら受け入れました。

賢三は頬を染めて喜びます。

一か月程たったある日、
ふたりはデートをします。

そのデートで賢三にキスを迫られた朱莉先輩は、
我慢ならず、ついに賢三の頬を叩いてしまいます。

外伝：賢三編【７話(117話)】あらすじ内容ネタバレ

賢三はキレるも、
嫌がる人間に無理矢理するつもりはない、
ということで、ため息をつきました。

朱莉は、賢三がこのまま早く自分に飽きてくれることを願っていました。

が、朱莉が卒業を迎えても、
賢三は、
朱莉が共学に進むことついて、
すねたように頬を膨らませてくる始末。

そして朱莉は大学生になり、
早３か月が経ちました。

心配していた賢三からの連絡もすっかり途絶えました。

朱莉は、大学に先輩の彼氏もできて、
浮かれていました。

そんな矢先、
賢三が大学に乗り込んでくると、
朱莉と一緒にいた彼氏に突然殴り掛かりました。

そして、朱莉がまだ自分の女であることを、怒り覚めやまない様子で主張しました。

外伝：賢三編【８話(118話)】あらすじ内容ネタバレ

修羅場に居合わせた他の学生たちは、
朱莉が二股していたのかと、
ヒソヒソ話をし始めます。

すると朱莉はたまらず、その場から逃げ出しました。

賢三は追いかけますが、
つかまえることはできませんでした。

一方、朱莉と彼氏はいつものカフェで落ち合いました。

朱莉が全てを話すと、
彼氏は、
一緒に解決してくれると言います。

朱莉は賢三から公園に呼び出されました。

しかし、代わりに彼氏が出て行くことにしました。

しかし公園には輩が大勢待ち構えていて、
彼氏は鉄パイプで殴られてしました。

陰で見ていて、
危ないようだったら警察に電話する、
というのが朱莉の役割だったのですが、
警察を呼ぶも到着は間に合いませんでした。

外伝：賢三編【９～10話(120話)】あらすじ内容ネタバレ

彼氏は、無念にも、帰らぬ人となってしまいました。

加害者側は、
殺人の罪には問われず、
暴行を主導したことだけが罪に問われました。

賢三はなんと、さすがに反省の色を見せていました。

朱莉に申し訳がなく、
朱莉から携帯に電話が掛かってきたときにも、
すぐに出ることはできませんでした。

それでも、
朱莉に「会おう」と声を掛けられると、
初々しく頬を染めて喜ぶのでした。

ふたりは公園で待ち合わせました。

浮かれる賢三を目の前に、
朱莉は、隠し持っていた包丁を取り出すと、
自分の腹部を刺しました。

これが、”賢三にできる復讐”だと言って。

すると賢三は、”ただ好きなだけだったのに”と言って泣き叫びます。

それから１年後。

賢三は、１年間入院した精神病院を退院すると、
罪悪感の為逃げるように留学。

３年後には、
留学先で出会った光星の妹に、
好意を寄せられます。

賢三は、
光星の妹に好意を持ってはいませんでした。

しかし、
自分の金目当てで近づいてきた光星の妹と結婚し、
幸せも自分の意思も、何もないただ虚しい人生を生きていくことが、
朱莉への償いであり、
そして自分への罰であると考えていました。

そんなときに、
花屋で優香と出会います。

優香が朱莉と似ていた為、
賢三は彼女に心惹かれていった、
ということでした。

完。

肝臓を奪われた妻｜外伝(賢三編)【感想】

賢三は、本編では、
優香の復讐に巻き込まれるという、可愛そうな役回りでした。

しかし賢三は過去に、
それよりもっとひどいことをやらかしていたのですね。

人を二人死に追いやっていながら、
罪には問われないという…

こうなってみると、
優香の復讐劇に巻き込まれたことは賢三にとって、
ただただラッキーだったように思えます。

賢三がかわいそう！
とならない為の、
外伝だったのですかね。

「ただ好きなだけだったのに」
は賢三がいえたセリフではないですよね。

漫画だとは思いつつも、
思い切り白けてしまいました。

ですが、
朱莉がいやならばと、
キス以上の関係を迫らなかったというのであれば、
そこは紳士的だったかもしれないですね。

あれだけ執拗な賢三が、
朱莉が大学入学後、
なぜ３か月も連絡せずにいられたのかは、
割と疑問です。

朱莉との待ち合わせに、なぜ輩を待機させていたのかも…。

普通は、今までのように、店を使って脅すことで十分と考えそうなものですが、彼氏が出てくることは、想定内だったのかもしれないですね

本編で、
賢三がなぜ光星の妹と付き合っていたのかも謎でしたが、
そこはものすごく説得力があり、
スッキリしました。

賢三に、
朱莉に対する罪悪感はあっても、
その彼氏に対する罪悪感が最後まで見られなかったことは、
気になりましたが…

そこまで改心させてしまうと、
嘘っぽくなってしまうと思ったのでしょうか。

朱莉はというと、
元はといえば母親の為に賢三に従ったというのに、
最後は復讐にとらわれる余り、
母親が一番悲しむ行動を取ってしまいましたね。

これがノンフィクションだったのであれば、
きっと遠くなる意識の中で母親のことが頭をよぎったに違いないと、
胸が痛みます。

フィクションだからこそ楽しめる、
刺激的なストーリーでした。

肝臓を奪われた妻｜外伝(賢三編)【まとめ】

肝臓を奪われた妻｜外伝(賢三編)【あらすじ内容ネタバレ】

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