現在、自民党の派閥ごとで行われている政治資金パーティーが問題となっていることもあり、
派閥に対する疑問を持つ人もが増えているのではないでしょうか。
自民党の派閥に入るのって、議員にとって一体どんな意味やメリットがあるの?
また、国民にとってはどんな意味やメリットってあるの?
自民党の派閥【下らない意味とは】
自民党の派閥に入るのは出世の為
元自民党・佐藤ゆかりさんは、『MBS NEWS』で次のように答えていました。
「特に若手の場合、人事に引き上げてもらう場合(政務官や副大臣になる、あるいは自民党内で上がっていく)、上昇気流に乗りたい人は、派閥の力を借りる」
「人事には派閥枠がある」
「派閥に入っていないと上に上がっていくことができない」
「メリットというより必然的にそうなる」
「自民党もどういう役職につきたいか要望を聴取しているが、形骸化していて実際は派閥人事になっている。もう少しその人の経験や資質を見て人事を査定するしくみを確率しないといけない」
これらを聞くに、つまり今の役職は金や権力によって決まっていることになります。
実に下らない、ひどい実態ですね。
これでは、いつまでたっても国民の暮らしが楽にならないわけです。
自民党の派閥【国民へのメリット・デメリットは】
メリットはほとんどないに等しい
デメリットはある
・汚職に繋がる
・民主主義に基づく政治が行われなくなる
岩井奉信名誉教授は、『MBS NEWS』で以下のように答えています。
「かつては派閥の中でひとを育てるというのがあったが、今は崩壊しているところはある」
「派閥はどこにもあるが、問題はお金が絡んでいること」
「派閥の繋がりは金の繋がり。金の切れ目が縁の切れ目」
「金についてきちんと縛っていくようにすると、派閥の性格も変わってくる」
「派閥のあり方、あるいは政党そのもののあり方を問い直さなければいけないかもしれない」
自民党の派閥の歴史
昔は、
派閥の長が力を持っていて、メンバーが長を首相にする為に身を粉にして働く、というのが派閥でした。
それが今では、
自分が上昇気流に乗って、なりたい役職につく為に所属する、金で繋がった集団になっている、
ということなのですね。
それが結果、政治資金パーティー券裏金問題に繋がったのでしょう。
全員とは言いませんが、今議員の目に見えているものは、政治ではなく、金であるようです。
彼らは派閥を通して裏金を作り、それらを着服、脱税しているようです。
また、人事が金や権力で決まるということであれば、
それは民主主義に基づいた政治が行われるとは極めて言い難いです。
国民にとって、現在派閥があることは、メリットどころか、デメリットであるようですね。
まとめ
自民党の派閥【下らない意味にドン引き?】国民にメリットなし
自民党の派閥の意味。
それは、昔は自分と同じ思想を持った長を首相にする為の集団だった。
しかし現在では、表向きの理由は目指す政策が似ている者同士の集まりですが、その実態は自分が派閥の力を借りて人事に引っ張りあげてもらってもらう為の集団に成り下がっているようです。
彼らを現在繋げているものは金であり、金が切れれば縁も切れるとみられています。
そうなのであれば、国民からしてみれば、下らない、意味のない集まりです。
国民にメリットはありません。
それどころか、派閥があることによって、人事がおろそかになっているということであれば、むしろデメリットになっているといえます。
ざる法をつくって、派閥ごとに行われるパーティーで得た金を裏金化、そして脱税。
選挙資金残余金の着服疑惑も浮上しています。
彼ら議員が、世間の目に、私利私欲の為に派閥を利用しているように映っても、ムリはありません。