自民党の裏金問題が世間を騒がせていますね。
しかしこの裏金問題、なぜバレたのでしょうか?
そしてなぜ今なのでしょうか?
裏金はパーティー券によって作られたものだといいますが、
誰によってリーク(告発)されたのでしょうか?
見ていきましょう。
自民党・裏金問題(パーティー券)をリークしたのは誰〈告発者〉
神戸学院大教授・上脇博之(かみわき ひろし)
神戸学院大教授・上脇博之(かみわき ひろし) プロフィール
生年月日(年齢):1958年7月25日(65歳)
出身地:鹿児島県姶良郡隼人町(現在の霧島市)
出身校:鹿児島県立加治木高等学校、関西大学法学部、神戸大学大学院法学研究科
学位:博士(法学)
バンダナ頭がトレードマークです。
(※バンダナを愛用している具体的な理由はハッキリとは分かっていませんが、
ファッション目的であるものと見られています)
自民党・裏金問題(パーティー券)はなぜ今バレた?きっかけは
きっかけ
2022年11月26日刊行、
週刊紙「しんぶん赤旗日曜版」が自民党5派閥の裏金疑惑を報じたことがきっかけ。
なぜバレた
同紙にコメントを求められた上脇博之教授が、
(これは大変重要な指摘だ)と感じ、
自民党5派閥の過少申告を調べ上げたことで、発覚。→今回の告発に至る。
なぜ今
なぜ今になってバレたかというと、
記者や、上脇博之教授が地道に取材を重ねたり書類を地調べ上げたりした結果、今になった、
ということのようです。
自民党政治資金規正法違反の不記載罪などの時効は5年と定められています。
その為、操作対象となるのは2023年現在では2018~。
すでに時効を迎えた議員からであれば、
証言を集めることもそう難しくはなさそうです。
元自民党国会議員の関係者だという男性は取材に応じ、
「パーティ券を売った金を裏金にすることはあった」
と証言しています。
上脇博之教授はお正月返上で調査
上脇博之教授は、
- 政治資金収支報告書チェックの第一人者
- これまでも多くの刑事告発を行ってきた
という経歴・実績を持った方です。
これまで告発してきたその数は、なんと100件以上。
これらの告発も、週刊紙等のスクープ記事を調べ直して告発することが多いそでうす。
こうした活動は、労力も費用も掛かります。
しかし上脇博之教授は、
「この国の議会制民主主義はいまだ実現していないからだ。憲法はあっても政治資金規正法がふさわしくなく、政権も暴走する」
東京新聞(https://www.tokyo-np.co.jp/article/292592)
「私が倒れる前に法改正をし、本気で政治改革を進めてもらいたい」
東京新聞(https://www.tokyo-np.co.jp/article/292592)
という信念の元、活動を続けています。
世直し精神ということですね。
なんとも力強い、民主主義の味方です。
去年の正月は、休みを返上して自民党5派閥の過少申告を調べ上げたといいます。
そうした活動の結果、
4000万の記入漏れ(※~2021年までの4年間)があったことが発覚し、東京地検に告発しました。
今回のこの告発で指摘された自民党総裁5派閥は、
不記載を慌てて訂正したということです。
自民党幹事長の茂木幹は、
「同じ誤りが起こらないように努めたい」
とコメント。
上脇博之教授はこの裏金問題に対して、
“訂正するだけでお茶を濁すつもりなのか“
“これらは氷山の一角に過ぎない“
“派閥以外も徹底して調査を行い、ウミを出しきるべき“
などとコメントしています。
そしてXでは、
#自民党は利権と汚職と税金泥棒
#自民党を終わらせよう
#自民党全員逮捕
がトレンドに…
国民の自民党岸田政権への不信感と不満は募る一方です。
▼パーティー券裏金問題とは?分かりやすく解説
▼岸田総理も裏金か
まとめ
自民党裏金問題【なぜバレた・なぜ今】告発者・きっかけは?パーティー券リーク
きっかけは、週刊紙『しんぶん赤旗日曜版』が2022年11月26日に報じた自民党5派閥の裏金疑惑。
それを元に、神戸学院大教授・上脇博之(かみわき ひろし)が調査し、
過少申告が発覚した為に、東京地検にリーク(告発)した。
記者や上脇博之教授が地道に調べ上げた結果(上脇博之教授は去年正月も返上して調査)、
今になった。
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