【トラペジウム】伝えたい事・言いたい事は何?続編はある?公式回答

2023年5月にアニメ映画化もした、高山一実の『トラペジウム』。

アイドルを夢見る高校生の女の子が、アイドルになるまでの過程を描いた、青春物語です。

執筆当時は現役のアイドルだった高山一実が、
『トラペジウム』を通して伝えたかった事・言いたかった事は、何だったのでしょうか?

また、続編はあるのでしょうか?

公式回答と考察をまとめてみました。

※ネタバレあり。

目次

「トラペジウム」原作者の高山一実が、伝えたい・言いたいことは何?

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公式回答

『トラペジウム』原作者の高山一実が、
小説で1番伝えたい事とは、
2019年に開催された記者会見の中で、明らかにされていました、

その伝えたい事とは、

夢を叶える過程、プロセスは素晴らしい

ということでした。

というのも、
高山一実さんがアイドルになったとき、
過去アイドルになることを夢見て頑張っていた高校生のときの自分が、
すごく輝いて見えた
のだそうです。

そして、たとえ夢を叶えられなかったとしても、
夢を追いかける姿はすごく美しい
と感じたということです。

『トラペジウム』には、
いかにもアイドルらしい、
眩しすぎるようなメッセージが込められていたのですね。

高山一実さんのインタビュー回答全文は、次の通りです

夢を叶える過程、プロセスは素晴らしいんだっていうことを伝えたいとずっと思っていました。私自身、アイドルになりたいという夢を持っていたんですけど、アイドルになってみると(その夢を追いかけていた)高校時代の自分がすごく輝いて見えたんです。もしかしたら夢を叶えられないこともあるかもしれない。それでも夢に向かう姿ってすごく美しいなって思ったんです」

https://entamenext.com/articles/detail/2091

終わり良ければ全て良しではないですが、
夢が叶った瞬間に、
これまでの全てのことに意味があったのだと、
輝いて感じられてることはありますよね。

しかしそれが再びダメになってしまうと、
全てがまたくすんで見えてしまうこともありますね。

しかしそれでも時が経てば、
また美しいと感じられるようになるのでしょう。

輝いて見えるくらいまでいくには、
さすがに現在の心理状態が整っていないと難しそうですね。

考察

主人公は、
アイドルになった後に自分の評判が上がる為に、
ボランティアを初めました。

しかしアイドルになれなそうだと思った途端に、
ボランティア先からの連絡を無視して、
連絡先も削除してしまいます。

がめついというか、
一見美しいとはとても思えないような姿です。

ですがなぜ、
主人公にこのような行動を取らせたのかというと、
そんな姿であっても輝いている、
ということを伝えたかったのかもしれないですね。

その証拠というか、
物語のラストでシンジは主人公に、
「初めから光って見えていた」
と伝えています。

また、美嘉は、
主人公に、
「わたしは東ちゃん(主人公)ファン1号だったんだよ」
と伝えています。

アイドルになれなくても、
夢を追いかけている姿は同じように輝いているし、
そして、
輝いていて誰かのアイドルになることはできる、
ということを伝えているのかもしれません。

学校のマドンナではないですが、そういう子は最強ですよね。

夢は叶っても叶わなくても、努力している過程は輝いていて美しくて、絶対に無駄じゃないから、頑張って!応援してるよ!

そんな、高山一実さんのメッセージが聞こえてきそうですね。

『トラペジウム』とは、夢を追いかける子の背中をとことん押してくれるような、そんな励まし系の作品であることが分かりました。


因みに、高山一実さんは、
もし小説家が映像化されることがあればキャスティングは、
主人公のように、アイドルを目指す子をオーディションでキャスティングして、そのま乃木坂のメンバーになったら面白い”とも話していました。

高山一実さんが、本当に純粋な想いで応援してくれていることが伝わります。

そしてそれから5年。

『トラペジウム』は、実写化ではなく、映像化されることになりました。

さて果たして、声優キャストに、アイドル志望の子は選ばれたのでしょうか?

事項に続きます。

【トラペジウム】(映画)声優キャスト

アニメレコーダー([c]2024「トラペジウム」製作委員会)
  • 東ゆう:結川あさき
  • 大河くるみ:羊宮妃那
  • 華鳥蘭子:上田麗奈
  • 亀井美嘉:相川遥花
  • 工藤真司:木全翔也
  • 古賀萌香:久保ユリカ
  • 水野サチ:木野日菜
  • 伊丹秀一:内村光良

アイドル役にキャスティングされたのは、
いずれも声優でした。

高山一実さんの想いを知った後だと、このキャスティングはちょっと残念な気もしますね。

個人的には、
アイドル志望の子をキャスティングするわけでもなく、
実写化でもないということであれば、
主人公は、高山一実さんに演じてもらいたかった気がします。

主人公の気持ちが1番分かるのは、
やはり産みの親である、高山一実さんなのではないかと。

しかし高山一実さんとしては、
この仕事を糧にしてのしあがっていけるような若手に演じてもらえた方が、
やはりうれしいのでしょうね。

それに、プロの声優が演じてくれるということは、作品としてのクオリティは上がるでしょうし、観やすいものになるのでしょう。

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【トラペジウム】に続編はある?

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『トラペジウム』に続編が作られる可能性は3%

高山一実さんいわく、
『トラペジウム』の続編を書く可能性は3%程ということでした。

まあ、ほぼない、ということですよね。

続編を描くのであれば、
主人公以外のキャラクター、ということでした。

個人的に気になるのは、シンジですかね。

主要メンバーの中で、
一番謎に包まれていて、
主人公とも似ていなそうだからです。

主人公以外のキャラクターについて書いてもいいかなっていう気持ちが3%ぐらいあります

https://entamenext.com/articles/detail/2091

高山一実さんは『トラペジウム』の他にも、
がっぴちゃん』という絵本を出版しています。

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まとめ

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【トラペジウム】伝えたい事・言いたい事は何?続編はある?公式回答

夢を叶える過程、プロセスは素晴らしい

高山一実さんは、
夢を叶える過程は素晴らしいのだということを、ずっと伝えたかったのだといいます。

自身のアイドルになるという夢を叶えたとき、
本当にうれしくて、
過去の夢を追いかけていた自分が、本当にとても輝いて見えたのでしょうね。

わたしたちも、実際に体感してみたいですね。

高山一実さんの『トラペジウム』に励まされつつ、また夢を追いかけましょう。


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